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「農村女子」は、救世主かも知れない

最近、このフレーズは農産加工品の開発現場でよく思う事。

彼女たちは、家族の事を思い、愛情をこめて食べ物をずっと作ってきた。材料は、その家なり地域なりで手に入るものを工夫して、最大限に活かす知恵を持っていたのが農家の女性たち。家庭や地域の味を受け継ぎ、日々の調理・加工に「美味しくな~れ」と魔法の言葉を使って向き合う姿に、いつも感銘を受る。

地方の農業・農村は、危機的な状況にあると言われて久しいが、農村女子(婦人)は元気がいい。米価が暴落した去年であっても米粉加工に夢と期待をもって取り組んだ女性たちがいた。一方、男性たちは、行き詰ったまま動くことすらできなかった。前述の彼女たちは、美味しい加工品をつくる為に次第に原料に目覚め始めて、少しづつ男性の独壇場である生産現場へ目が向き始めてきた。

今まで、お姑さんやご主人に従い口出しが出来なかった農家の奥さんたちが、加工食品を作り農産直売所で販売するようになり、「ようやく遅い青春を楽しんでいる。」という。その一言に救われた思いがした。今では販売利益を貯金して、みんなで旅行に行く事が楽しみと笑顔が印象的だった。     

このような開発現場に身を置いてつくづく感じる想いは、

「農業女子(婦人)は、農業の救世主なのかも知れない。」

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